今年も入荷しました!ウィリアムレノンの短靴!
2018.07.02 Monday 14:52
"William Lennon 商品一覧"
当店ではお馴染みとなっている
ウィリアムレノンの短靴が
今年もバッチリ入荷しました!
入荷してすぐに常連さんたちが
ゲットしてくださったので
すでに完売してしまったカラーもありますが
ご紹介させていただきます。
パッと見で印象的なツマ先の丸みと反り上がりは
ヨーロッパの木靴を思わせるような
独特な雰囲気を持っていて、
シンプルなプレーントゥでありながらも
静かに存在感を主張してくる1足。
この反り上がりのおかげで、
半歩踏み込めば足が前に出るという
独特の履き心地が生み出されています。
1899年創業のWilliam Lennon。
従業員数が10人にも満たない小さな工場で
今もなおイギリス国内で、
ハンドメイドかつベンチメイドで、
ブーツが生産されています。
こちらがブーツを作っている方たち。
いかにもな家族経営で
ゆったりとした時間の中で
こだわって作られているのが感じられます。
100年以上前に製造された、
世界に4台しか現存しないという貴重な機械を
壊れるたびに直し直しで、今でも使っており、
その機械でしか作ることが出来ない
頑丈な作りのブーツが魅力的です。
ソールに見ることができる真鍮のスタッズは
このマシーンでしか作ることが出来ない1足の証。
頑丈さが求められるワークブーツに
広く採用されているグッドイヤーウェルト製法よりも
さらに頑強な作りとなっているため、
10年、20年と長く履いていただける一生物のブーツです。
またウィリアムレノンの靴は
1人の職人が革の切り出しから
底付け、縫製に至るまでを行うという
ベンチメイドで作製されています。
効率化を求める現代では
作業の分担化が進んでいるのですが、
未だにベンチメイドを貫いているあたりに
昔気質の職人の心意気を感じます。
そしてミッドソールは厚い革を3枚も使用した
トリプルソール仕様となっています。
元々、採石場の鉱夫たちが履いていただけに
十分な強度と耐水性が求められた形。
こちらは私物で、3年履いた物。
お手入れしながら履いていただければ
この部分もつやつやとしてきます。
今回、別注した3色の中で
最も色気のあるカラーがこちら。
"#157 Hill Shoe (クロムエクセル No.8)"
革製品好きで知らない人はいない、
アメリカの老舗タンナー、ホーウィン社の
クロムエクセルレザー No.8。
しっかりとオイルを染み込ませることで
奥行きのある深い色合いが表現されており、
さらに小傷がついてしまっても
ブラシで磨いてあげれば目立たなくなる、
馴染みの良い質感も魅力。
深みのあるバーガンディで気品があり、
アイレットとリベットには真鍮を用いることで
コントラストが引き立っています。
オンでもオフでも履いていただけるように
ソールはハーフラバーを貼ってもらいました。
この深みのあるバーガンディの革靴は
特にワンウォッシュのデニムや
ベージュ系のチノ生地との相性が◎。
足元がグッと引き締まるので
全体を上品な佇まいに昇華してくれます。
"#157 Hill Shoe (キャメル ラティーゴ)"
そしてもう1色はキャメルラティーゴ。
こちらも上のクロムエクセルと
同じくらいオイルが浸透した
質感の良い革で作られています。
キャメルに近い焼けたブラウンで、
ユーズドデニムやオリーブ系のワークパンツに
しっかりとマッチしてくれる色合いです。
手に持っているのは当店一押しの防水スプレー。
この防水スプレーは革の内部に浸透して
内側から防水してくれるので、
効果が長持ちし、革の質感も損ねません!
"#157 Hill ShoCOLLONIL 1909 SUPREME PROTECT SPRAY"
シンプルになりがちなこれからの季節でも、
足元にこの革靴を持ってくれば
コーディネートがグッと引き締まります。
短パン × Tシャツといった
夏のラフなスタイルでも
足元を変えるだけで
雰囲気がアップしますよー!
履き始めは独特な履き心地で
足が痛くなるかもしれませんが、
それでも履きたいと思わせてくれるような
そんな魅力が詰まった1足です。
マイナーだけどしっかりとしたブーツを履きたい方、
シンプルなんだけど味があるものが好きな方、
将来、自分が履き慣らしたブーツを息子に譲るんだ!という方、
(私も将来息子ができたら、そうしたいと思っています。)
イギリスの伝統的な雰囲気を感じたい方、
なくなる前に、ぜひゲットしてくださいねー!
それにしても2足目、3足目と
リピートされる方が多いのは
それだけこの靴に
魅力を感じていただけている
ということでしょうか。
CATEGORY : "シューズ" , "革ケア用品"