KUBIKI LEATHERのアトリエにお邪魔しました!
2016.08.20 Saturday 19:51
当店で新たに企画しているロングウォレットの
試作品が出来上がったとのことで、
クビキレザーのアトリエに
お邪魔してきました!
新たなロングウォレットの方は
既に何回も作り直していただいて
いよいよ最終形態といったところ。
まだ実販売には至らないので
紹介は控えときます!
それでは、アトリエの様子を
写真主体でご紹介します!
"KUBIKI LEATHER 商品一覧"
扉を開けて迎えてくれたのは
クビキレザーの佐藤さん。
いかにも職人といった佇まいの机。
切ったり縫ったりする作業に必要な物が
手の届く範囲に集約されています。
雰囲気ある機械で
革を薄く漉いています。
この革漉き機は昭和36年製で
55年前の機械が今も現役で活躍中。
西山製作所は廃業してしまったものの
その漉きの正確さや機械の頑丈さで
いまでも探している職人さんが多いようです。
使用する道具類にも
お手製の革カバーが縫い付けられていて
いい感じにエイジングしていました。
そしてちょうど、Nasngwamコラボの
コインキャッチャーウォレットを
追加製作中でしたので
作業の様子を見学させていただきました。
まずは大型の漉き機で
革を薄く漉いていきます。
この機械も年代物。
革を漉き終わったら
革裏面の下処理材を塗って、
ガラス板で磨く。
この作業をすることで目が整い
スマートな見た目と
カードのスムーズな出し入れが
可能となります。
革裏面の処理が終わったら
型紙を使って型をとり、
革包丁でカット。
そして切断面のカドを削ぎ、
ヤスリをかけてから、磨く。
1工程1工程が地道だけど
大事な工程なんです。
またロングウォレットを製作する様子は
こちらの動画で紹介されています。
できあがって
納品されるのを待つ作品たち。
財布をはじめとして
キーホルダーやペンケース、
手帳カバーなどなど
多岐に渡る製品が手掛けられています。
ミシンで縫う様子。
この背中を見てピンッときた方は
レミーラフリークですね。
縫い糸も沢山の色があります。
いろんな形の抜き型。
スノーボード形やサーフボード形もあり
佐藤さんのライフスタイルが表れています。
バッグや財布の型紙。
試行錯誤を繰り返して作られた
クビキレザーの形。
普段使用しているエプロンは
要所要所に革があてられており
こなれた雰囲気に仕上がっています。
アトリエ内のいたるところに
流木や革を使ったオブジェがあり
癒しのある空間となっていました。
"KUBIKI LEATHER 商品一覧"
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この財布の、このカーブは
なぜこの角度なのか。
この部分の革は、
なぜこの厚さなのか。
お客さんがその財布を使っていても
気にも止めないような部分にまで
無意識に気を配って
製作することができています。
と語る佐藤さん。
努力に裏付けされた確かな技術と
優しくてイキイキとした人柄が
作品にも表れています。
当店以外にも多くのお店やメーカーと
精力的にコラボしているクビキレザーに
今後もより一層目が離せません!!
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当店で取り扱っている各メーカーさんや
作家さんたちは、本当に心を込めて
もの作りをしている方たちばかりです。
そして、そんな方たちの想いを
製品を通して
全国のみなさまに伝えるのが
店で働いている私たちの使命だと
日頃から考えています。
この工場見学シリーズも
頻繁には更新できませんが、
私たちが直接工場にうかがって
私たちのフィルターを通して
メーカーさんたちの想いを
伝えていければと思っております。
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【REVEのアカウント】
【だいきのアカウント】
CATEGORY : "KUBIKI LEATHER"
WRITER : だいき